TsuKuBa 年史-TsuKuBa History -

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集合住宅向け光配線技術

2011年(平成23年)

集合住宅への光配線方式の提供には、ビル構内設備(MDF)へのスプリッタモジュール(SP)の設置、および配管内通過や配管がない集合住宅でのケーブル布設が困難という問題がありました。
これらを解消するため、小型かつ多様な設置を可能とする「スプリッタモジュール」および外壁面に布設可能な「集合インドア光ケーブル」を開発しました。(図)

今回の開発物品のカバー領域と今後の課題

図 今回の開発物品のカバー領域と今後の課題

・小規模集合住宅への外壁配線技術
外壁面に設置できるSPを内蔵した小型BOX型SPと、初期構築時以後は、申込時に近隣のお客様との折衝が不要な集合インドア光ファイバを開発しました。
2014年にはエレメントの細径化を図った淡色の集合インドア光ファイバ(8条と4条タイプ)を追加しました。

・中規模集合住宅の既設MDF等へのSP設置技術
MDF等の限られたスペースを活用できる「超小型SP」と、施工性の向上や設置方法の多様化を目指した「小型SP」の2つを開発しラインアップを充実しました。

・大規模集合住宅へのSP設置技術
SP入出力配線と取り回し作業スペースを確保するため、従来の固定コネクタ間ピッチの考え方を見直し、コネクタ部を筐体内で水平に可動する機構を採用することで50%程度のスペース削減ができました。

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