TsuKuBa 年史-TsuKuBa History -

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細径低摩擦インドア光ケーブル

2008年(平成20年)

集合住宅においても各戸へ光ケーブルを直接配線するには、電話ケーブルが配線されている既設配管の空きスペースに通線する新たな光配線技術が必要になります。このための細径化と低摩擦化した細径低摩擦インドア光ケーブルを開発しました(図)。

開発品の布設状況

図 開発品の布設状況

光ケーブル細径化で懸念されるケーブル外被の強度・磨耗性に対しては、強度の高いポリオレフィン材の採用と、低摩擦系材料を配合し、またケーブル外皮表面に適度な凹凸構造を持たせました。
ケーブル構造は配管内での通線性に優れた平型構造とし、断面積を従来比2分の1程度の細径化としました。

これにより、従来比5分の1程度の動摩擦係数となり、通線作業の時間が従来品と比べて短縮できました。
また、張替等の保守時にも既設ケーブルに影響を与えることなく撤去が可能となりました。

2008年からNTT東西に導入されています。

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