局内の光配線設備が増大、高密度化しており、配線作業で局内光ケーブルの曲げ状態が生じることからその損失特性向上による保守・運用性の向上が望まれていました。
このために光ファイバの曲げによる損失が少ない空孔アシスト型光ファイバ(HAF: Hole Assisted Fiber)を適用した局内光ケーブルを開発しました(図)。
その空孔の大きさや位置などの最適化により標準の曲げ損失規格(ITU-T G.657 A2、B3)やシングルモード型光ファイバ規格(G.652)を満たしています。
ファイバ曲げで漏洩した対照光を検知する光ファイバIDテスタ(心線対照器)での検知は可能でした。
また、従来の局内光ケーブルと同等の特性で、既設のコネクタとの接続でも問題無く適用できました。