アクセスサービスシステム研究所では、旧規格設備である無筋マンホールの早期解消を目的に現行の標準マンホール補強技術より簡易で経済的に補強できる手法を検討してきました。
マンホールは、土圧、道路荷重等の外部荷重により、側壁隅角部が弱点部となります。 従来の補強技術は、隅角部の断面力を向上するよう弱点部を直接補強していましたが、隅角部はダクトからのケーブルが障害となり補強部材を取り付けることが困難な場合があります。本技術は、隅角部に補強せず、部分的に上・下床版と側壁を固定し側壁にかかる力を受ける支点を増やすことで補強効果を発揮することを実現しました。
2011〜12年度に事業会社にて試行工事を実施、2013年度に本技術は事業導入されました。