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橋梁添架管路補修技術

2008年(平成20年)

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橋梁に添架された金属管路は、降雨による乾湿の繰返し、冬季の凍結防止剤の散布や沿岸地域等での飛来塩分の影響など過酷な環境下で腐食が進行します。
このような腐食劣化した管路を安全、容易かつ安価に補修し、恒久的に有効活用できる補修技術が必要とされてきました。

これに対応するため、アクセスサービスシステム研究所は「橋梁添架管路補修技術」を開発しました。
本技術の適用は、「橋台際」とそれ以外の「橋梁中間部」の補修に区分され、どちらの補修に対しても腐食劣化等により補修が必要となった部分を切管工具により切断・撤去し、既設管路と補修管材を組み上げて補修します(図1)。

本補修技術の最大施工長は2mで、それ以下の補修個所に対し、任意の長さで部分的な補修が可能です。

橋梁添架補修に用いる主な構成品としては、「FRP( Fiber Reinforced Plastic)半割管」「FRP差込ソケット」「FRP半割差込ソケット」「PV割継手」があります(図2)。

開発においては、管やケーブル、積雪などの静的荷重、地震動や交通振動などの動的荷重に対する耐久性の検証も行いました。
また、実現場での試行検証工事を実施し、施工性および補修後の品質確認を行い、問題のないことを確認しました。

本技術は、2008年度に事業導入されました。

 
橋台際補修手順
   
図1 橋台際補修手順

 

橋梁添架管路補修技術構成品

図2 橋梁添架管路補修技術構成品

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