TsuKuBa 年史-TsuKuBa History -

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フリースペース中口径管路方式

1999年(平成11年)

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情報流通時代に向けて、地下通信基盤設備には安定したケーブル収容空間を確保すると同時に、さらなる経済的な設備づくりが求められました。

そこで、アクセスサービスシステム研究所は、従来の地下通信管路方式に比べて信頼性、耐久性、安定性に優れ、かつ小さい占有空間でケーブル収容効率が高く経済的な設備構築が可能なフリースペース中口径管路方式を開発しました(図)。

本方式については、フリースペース化実現のために、外水圧に対する管継手の止水構造および非開削推進中の磨耗に対しての耐久性などを有する防食構造について開発し、管路内空間を安定して中空で利用できる技術を実現しました。
また、フリースペース内空間には、ケーブル径に合わせたケーブル収容のスペーサを随時敷設するための通線・敷設技術を開発し、管路内空間を効率的に利用してケーブル高密度収容を実現するとともに、マンホールダクト部におけるスペーサの移動・伸縮に対応するスペーサ固定ソケットを開発しました。

これらの技術で設備のコンパクト化を実現し、併せて創設コストの経済化を図りました。

なお、管種については、適用地盤および施工方法に応じて経済化が図れるよう、液状化の危険度の高い地域用と低い一般地域用、開削施工対応、非開削施工対応の併せて4 つのメニューを開発しました。

本技術は1999年に事業導入されました。

フリースペース中口径管路断面

図 フリースペース中口径管路断面

 

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