従来のエースモール工法では、工事費が開削工法と比較して必ずしも経済的でないことや適用場所を制限される場合があること、推進機の操作に熟練が必要なことなど、完全な非開削化を実現する上でいくつかの課題を抱えていました。
そこで、アクセスサービスシステム研究所では、推進機が地中の土を微小に振動させることで硬い土でも削らずに進んでいく世界初の動的圧入推進技術、新材料を使った小型立坑技術、管接続作業のロボット化技術、知識データベースと最適制御理論に基づいたオペレーションシステム技術などを導入し、土を出さずに管路を布設できる世界初の非開削エースモール工法を開発しました。
新工法により、従来の推進工法に比べ、コストダウンと高速化、小型化が図られました。また、管路工事を完全に非開削化(NO-DIG)して、これまでの管路工事につきものだった交通渋滞、騒音振動、環境破壊といった問題を格段に軽減することができました(図)。
本技術は2001年に事業導入されました。