TsuKuBa 年史-TsuKuBa History -

  • TsuKuBa年史ホーム
  • 技術一覧
  • 年表

積雪地域用マンホール鉄蓋

2005年(平成17年)

積雪地域では、冬季道路交通を確保するために、除雪車が運行されますが、マンホール鉄蓋の周辺舗装が摩耗して削れていた場合、マンホール鉄蓋の受枠が路面より突き出た状態となり、マンホール受枠に除雪車のブレードが衝突して受枠が破損してしまうばかりか、除雪車の運転者にも強い衝撃を与えてしまう恐れがあります。
そのため、安全に除雪作業が可能で、除雪車のブレードの衝撃に対する耐久性に優れ、さらに、メンテナンス頻度が少なく経済的な積雪地域用マンホール鉄蓋が求められていました。

そこでアクセスサービスシステム研究所では、テーパ型マンホール鉄蓋の機械的性能を踏襲し、新たに除雪車の衝撃回避機能を付加した積雪地域用マンホール鉄蓋を開発しました(図1~4)。
この鉄蓋には、あらゆる方向からの除雪作業において、除雪車ブレードの衝突を回避するため、受枠と上蓋に衝突回避機能を持たせました。

本開発により、積雪地域における鉄蓋の更改サイクルが大幅に長くなり、メンテナンスにかかるコストの削減が可能となりました。

積雪地域用マンホール鉄蓋の概要
  一般地域用マンホール鉄蓋の概要
図1 積雪地域用マンホール鉄蓋の概要
 
図2 一般地域用マンホール鉄蓋の概要
     
積雪地域用マンホール鉄蓋   損傷回避のメカニズム
図3 積雪地域用マンホール鉄蓋
 
図4 損傷回避のメカニズム

 

PAGE TOP