アクセスシステムのブロードバンド化に向けて、ピーク100Mbit/sの高速データ通信と最大500chの多チャネル映像配信が提供できる、ITU-Tで標準化されたB-PON (Broadband Passive Optical Network)システムを開発しました(図)。
システムの主な特徴は以下に示す通りです。
①世界に先駆けて実用化した動的帯域割当機能(ITU-T G.983.4準拠)、およびPON区間を最大32加入で帯域共用し輻輳時でもあらかじめ設定された保証帯域を確保した通信を提供
②新しい光波長配置(ITU-T G.983.3準拠)の採用で、高速データ通信に使用している2つの光波長に加えて、さらにもう1つの光波長(1.550μm)を用いることで、多チャネル映像配信を提供
③所内装置で高速データ通信サービス種別を識別して優先制御を行い、リアルタイム性の要求されるコンテンツ配信を優先的に提供
本システムは、2002年から高速版Bフレッツサービスとして提供されています。