1997年に世界に先駆けて、FTTH上で1.3/1.5μmの波長多重技術により、1 本の光ファイバで電話系サービスとCATV映像分配サービスを同時に提供するシステムを開発しました。
本システムは、CATV 事業者センタに設置される振幅変調(AM)および直交振幅変調(QAM)の多重映像信号送信装置(AM/QAM-TA)、NTTの設備センタに設置される多重映像信号受信装置(AM/QAM-RA)、映像系光加入者線端局装置(VSLT)、光スプリッタ、そして、お客様宅内に設置される映像系光加入者線終端装置(V-ONU)から構成されます。光スプリッタで分配することにより、1システムあたり最大4096 のV-ONU の収容が可能になります。
このシステムは、光アナログ信号に対する低雑音・低ひずみの光直接増幅技術と光波長分散補償技術の2つのキーとなる技術によって実現され、1997年7月から横浜市戸塚エリアのCATV 事業者に提供されています。