更新日:2026/07/09
本特集では、 APN(All-Photonics Network)等のIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)関連技術を用いたリモートプロダクションやバーチャルプロダクションなどの映像プロダクションDX(デジタルトランスフォーメーション)における技術的な特長や実証、ビジネス化の検討、さらにはグローバル化に向けた活動について紹介する。

映像制作におけるIOWN関連技術
放送分野等での映像制作においては、リモートプロダクションやバーチャルプロダクションなどさまざまな制作手法の進展に伴い、映像や音声といった大容量のデータを遠隔地に低遅延で伝送することが可能な通信環境が求められています。本稿では、APN(All-Photonics Network)を中心とするIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)関連技術が、映像制作におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)をどのように支えるかを解説します。

IOWN APNを活用したリモートプロダクションの商用展開への取り組み
これまで、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)関連技術を活用し、リモートプロダクションの商用展開に向けた技術実証、事業性検証、商用イベントでの利用が進められてきました。本稿では、初期の技術検証に加え、音楽イベントや大規模スポーツの生放送への適用、大阪・関西万博での設備共有、分散GPU活用など、NTT研究所と事業会社の連携による代表的事例を紹介します。

IOWN Global Forumにおけるグローバル化に向けた取り組み
本稿では、IOWN Global Forumにおける放送業界向けリモートプロダクションを題材に、課題整理からユースケース策定、PoC(概念実証)実施、評価結果公開に至る一連の取り組みを紹介します。特に、Use Case WG(UC-WG)およびReference Implementation Model Task Force(RIM-TF)では、産業別ユースケースにおけるIOWNの価値を明確化し、技術面に加え経済性の観点も踏まえたリファレンス実装モデルを策定・公開しています。これにより、Forumメンバーで合意された共通モデルとして、国際社会への実装の加速を図っています。