更新日:2026/05/20
NTT技術史料館は、東京都武蔵野市にあるNTT武蔵野研究開発センタの敷地内に建つ通信関連の史料を展示する企業博物館であり、2025年11月に開館25周年を迎えた。NTT技術史料館では一般公開、企業研修、地域貢献、次世代教育活動、そしてOB運営サポーターによる活動など、多岐にわたる活動を行っている。本特集では史料館の設立経緯や展示構成、一般公開の様子、OB運営サポータ一による模型作製の記録、次世代教育の取り組みについて紹介する。

NTT技術史料館25周年のあゆみ
NTT技術史料館では2000年の開館以来、日本電信電話公社が発足した1952年以降の約半世紀を中心に、NTTグループの技術開発に関する歴史的価値のある史料を体系的に展示しています。本稿では、史料館の設立経緯にはじまり、館内展示の概要、設立後の運営や各種の取り組み、そして掲げるミッションについて、その歩みをたどりながら紹介します。

NTT技術史料館一般公開の運営およびOB運営サポーターの活動
NTT技術史料館は、開館から10年を迎えた2010年に第一次グランドデザインが制定され、それまでの完全紹介予約制から、より開かれた運営方針へと変わりました。そして、一般公開およびOB運営サポーター制度が始まってから15年、現在では多くの来館者が訪れるようになりました。本稿では、一般公開の開始から現在までの取り組み、OB運営サポーターの活動(ガイド、動態展示復元等)について紹介します。

初めての電報機械「ブレゲー指字電信機」の仕組みと動作
NTT技術史料館では、OB運営サポーターを中心に実物史料の復元・修理や、史料の動作原理が分かるような動作模型を作製するなど、通信の仕組みを分かりやすく説明・展示する活動を行っています。その取り組みの1つとして、史料館でもレプリカを常設展示しており、日本で最初の電報サービス開始時に使用されたフランス製ブレゲー指字電信機の動作模型を作製しました。本稿では、その仕組みや模型の設計・作製・実験の内容を紹介します。

NTT武蔵野研究開発センタの次世代教育活動
NTT武蔵野研究開発センタではNTT技術史料館を中核として、子どもや学生に向けた次世代教育活動にも力を入れています。本稿では「夏休み体験型科学教室」や「小学校向け社会科見学プログラム」など、その活動内容について具体例を交えて紹介します。