更新日:2026/02/05
IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想は、2023年のAPN(All-Photonics Network)サービス開始に続き、コンピューティング領域へ進展していく。NTT IOWN総合イノベーションセンタ(IIC)は、IOWN 光コンピューティングを社会実装していくために、DCI(Data-Centric-Infrastructure)のマルチベンダ化やAPNの普及拡大をめざした技術開発などを行っている。本特集ではIICに属する各センタの取り組みを紹介する。

IOWN 2.0時代の社会実装に向けた取り組み
本稿では、これまでのユースケース開拓や実証の取り組みを通して得た知見や顧客ニーズを踏まえ、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)2.0時代の技術開発動向を、その効用とセットで紹介します。また、NTT IOWNプロダクトデザインセンタ(IDC)で検討中の適用ユースケースについても紹介します。

DCIの技術開発におけるマルチベンダコンポーザブルサーバ実現の取り組み
NTTソフトウェアイノベーションセンタでは、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想実現に向けたDCI(Data-Centric-Infrastructure)の技術開発の取り組みを進めています。本稿では、DCIの構成要素であるコンポーザブルサーバにフォーカスし、マルチベンダ機器を組み合わせたインフラ構築・運用のための仕組み(機器管理インタフェースやフレームワーク)とNTTにおけるマルチベンダコンポーザブルサーバ実現へ向けた課題について紹介します。

PEC-2を搭載した大容量・低消費電力な光電融合スイッチ
IOWN(Innovative Optical and Wireless Network) 2.0 では、ネットワークの消費電力を大幅に削減可能な光電融合技術として、PEC(Photonics-Electronics Convergence)-2の実用化をめざしています。本稿では、これまでの光電融合技術の進化を紹介するとともに、コンピューティング領域への適用に向けて開発を進めているPEC-2の技術について解説します。また、コンピューティングインターコネクトとして活用すべく研究開発を進めている、PEC-2を搭載した光電融合スイッチと大阪・関西万博での活用事例を紹介し、商用化に向けた今後の展開について述べます。

APNの領域拡大を支える最新トランスポンダ技術の研究開発動向
IOWN(Innovative Optical and Wireless Network) 2.0時代ではAPN(All-Photonics Network)のさらなる拡大に向け、マルチベンダに対応した伝送設計技術、高度な故障原因分析を可能にする高頻度モニタリング技術、そして伝送装置のユーザ拠点設置に向けた伝送装置とルータの一体化を実現するための監視制御権限分離技術が不可欠です。本稿では、これらの技術について紹介します。

発展するAPNの運用を支える最新コントローラ技術の研究開発動向
さらなる大容量・低遅延の実現やオンデマンドな利用に向けて、ますます発展するIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)APN(All-Photonics Network)ですが、これを運用していく中でAPNコントローラが担う役割はより一層重要になっています。本稿ではAPNコントローラの研究開発における最新動向として、発展するAPNを支える5つの技術について紹介します。