更新日:2021/12/17

    有線敷設が困難な山岳・離島などに無線でユニバーサルサービスを提供VHF帯加入者系ディジタル無線システム TZ-68DNTTアクセスサービスシステム研究所

    概要

    今回開発したTZ-68Dはお客様へアナログ加入/公衆電話および一般専用サービスを提供するディジタル無線システムです。現行のTZ-68アナログは無線装置1対向で最大3電話回線提供可能ですが、TZ-68Dは1対向で最大4回線提供可能になります。さらに、5回線以上の提供をお客様が希望する場合は、アンテナ結合器を活用し各端1本のアンテナ配下に最大4対向を並列に設置して、合計最大16回線提供することができます。

    背景・従来課題

    NTTでは国内の有線設備の敷設が困難な山岳・離島などに対して、加入電話、公衆電話などの通信サービスを複数種類の無線システムで提供しています.その無線システムの多くが数十年前から運用されており、新スプリアス規格変更による一部のシステムの免許更新不可、および周波数利用効率の向上の観点から新しいディジタル無線システムの開発が急務かつ不可欠でした。このような背景からNTTアクセスサービスシステム研究所は、有線設備の敷設が困難な地域へ継続的にサービス提供するために、TZ-68D を開発しました。
    (スプリアスとは通信に使用する周波数から外れた不要な電波をいい、新スプリアス規格では許容される不要電波量が変更されています)

    本技術のアドバンテージ

    • VHF (very high frequency) 帯の電波により、見通し外を含む数十km離れたエリアへアナログ加入/公衆電話および一般専用サービスを提供できます。
    • 無線装置1対向につき最大4電話回線の提供が可能です。さらに、アンテナ結合器により最大4無線装置を並列設置することで、合計最大16回線の提供が可能です。
    • 周囲の山などに反射して山びこのように遅れてくる長遅延波の影響を軽減する等化器切替制御技術を搭載しており、安定した無線通信品質を確保できます。
    • 将来の拡張性を考慮し、IP (internet protocol) 通信機能も搭載しています。

    利用シーン

    • 有線設備の敷設が困難な山岳・離島などへアナログ加入/公衆電話および一般専用サービスを提供します。

    解説図表

    担当部署

    NTTアクセスサービスシステム研究所 無線エントランスプロジェクト

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