HOME > 技術解説 > 映像品質評価法 > 1.映像品質の主観評価法 > 1.5.代表的な主観評価法 > (7)SAMVIQ法 (Subjective Assessment Methodology for Video Quality)
従来の映像品質評価はテレビジョン放送の映像を主要評価対象としてきましたが、近年、パソコンやモバイル端末向けの映像配信サービスの普及に伴い、様々な映像フォーマットや観視環境に対応可能な品質評価手法の開発が求められてきました。ITU-R勧告BT.1788で規定されるSAMVIQ法は、パソコン画面上で基準映像あるいは評価映像を再生できる評価環境を整え、評価者は自らの意思で映像を再生しながら評点を入力していく手法です。図1.5.8にSAMVIQ法の評価画面構成例を示します。映像の評価順序や観視回数は評価者に委ねられており、各評価映像を比較・確認しながら評価することができるため、再現性が高く、安定した評価値が得られる効果が期待されています。
図をクリックすると、拡大図が別ウィンドウで開きます。