5.音声品質評価特性
本章では、音声品質に影響を与える品質要因に対する主観品質評価特性を掲示します。ここでは、4.1で解説した代表的なプランニングモデルの1つであるE-modelを用いて、各品質要因が変化したときの主観品質評価値の変化を示します。E-modelでは主観品質評価に対応する値としてR値と呼ばれる品質評価値を算出します。R値はIP電話の音声品質を判定する指標として用いられており、TTC標準JJ201.01ではクラスA(固定電話並)は80以上、クラスB(携帯電話並)は70以上、クラスCは50以上と規定されています。