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通信・放送サービスのQoEを決定する重要な1構成要素である「音声/音響メディアや映像メディアの知覚品質」に関する評価尺度の標準化は、主に国際連合の経済社会理事会に付託された専門機関である国際電気通信連合(ITU: International Telecommunication Union)において検討されています(図1、図2)。具体的には、通信サービス品質については電気通信標準化部門(ITU-T: ITU-Telecommunication Standardization Sector)において、放送サービス品質については無線通信部門(ITU-R: ITU-Radiocommunications Sector)において標準化検討が行われています。本解説記事ではITU-Tの概要と、その中で「品質」に関する標準化を担当する第12研究委員会(SG12: Study Group 12)の活動について紹介します。
(図1)ITU
(図2)ITUの位置づけ