HOME > 標準化活動 – ITU-Tの概要とSG12の活動 – >1.ITU-Tの概要 > 1.5.勧告承認手続き
ITU-Tにおける勧告承認手続きにはTAP(Traditional Approval Procedure)とAAP(Alternative Approval Procedure)が存在します。料金に関する承認手続き(SG3)のように構成国の正式な協議を必要とする案件を除き、技術的な勧告はほとんどAAPによって処理されます。
AAPでは、まずSGレベルで勧告草案についての合意(Consent)を得た後、ITU事務局から勧告の承認手続きに入った旨が、各国に連絡されます。ここからラストコール(LC: Last Call)と呼ばれる4週間のレビュー期間に入り、どこからもコメントがなければ勧告は自動的に承認されます。一方、何らかのコメント等があった場合には、これを解決するための修正が加えられ、追加レビュー(AR: Additional Review)が行われます。これでも解決しない場合はSGに審議差し戻しとなります。