平面光波回路を用いた光信号処理&高速デジタル-アナログ変換器技術~将来の長距離大容量伝送を可能とする革新的光・電子デバイス技術~

光電子複合機能集積研究グループ

どんな技術?

光の信号処理を行うPLC(平面光波回路)と、電気の信号処理を行う高速DAC(デジタル-アナログ変換器)の技術を生かし、両者の組合せにより高度な変調方式に対応した大容量光送信器の研究開発を行ってます。

なにが特長?

  • 石英系PLCとLiNbO3 (ニオブ酸リチウム)位相変調器アレイのハイブリッド集積により、複雑な光回路構成と高速な光-電気応答を両立した光変調器を設計・作製する技術。
  • 超高速アナログICを実現する高周波回路設計技術およびInP HBT(インジウムリン-ヘテロ接合バイポーラトランジスタ)製造技術。

なにができる?

一例として、PLC集積変調器による光領域でのマルチキャリア生成とInP-DACによる高速多値信号生成の組合せにより、世界初の単一光源・単一変調器による400Gb/s信号生成に成功しました。更なる大容量化を目指した研究開発を進めています。

なにができる?

略称

PLC planar lightwave circuit, 平面光波回路
DAC digital to analog converter, デジタル-アナログ変換器
InP HBT InP heterojunction bipolar transistor, インジウムリン-ヘテロ接合バイポーラトランジスタ

関連する研究開発内容