研究展示

コミュニケーションと計算の科学

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ロボットと話そう「いつ、どこで、何をした」

ユーザ発話中のイベント理解に基づく雑談対話システム

どんな研究

従来の対話システムに欠けていた、ユーザの発話内容をシステムが理解しているとユーザに感じさせる「理解してくれている感」のある対話を目的とした研究です。ユーザの話したイベントを構造化された情報(いつ、どこで、等)として理解することで、イベントの内容に即した共感や話題展開を実現します。

どこが凄い

ユーザの発話からイベントを正しく理解するためには、発話に含まれる様々な表現の抽出が必要でした。これに対し、従来手法では抽出できなかった雑談中に現れやすい単語やフレーズを抽出可能にし、対話からの構造化されたイベント理解を実現します。

めざす未来

本技術により、ユーザの発話からシステムが理解したい情報を整理して抽出できるようになります。今後は、抽出した結果を、外界の情報やシステムの知識にグラウンディングさせることで、ユーザとシステムの共通理解を実現し、相手が人であるときと同じように安心して対話ができる世界を目指します。

関連文献

  • [1] H. Narimatsu, H. Sugiyama, M. Mizukami, “Detecting Location-Indicating Phrases in User Utterances for Chat-Oriented Dialogue Systems,” in Proc. The Fourth Linguistic and Cognitive Approaches to Dialog Agents Workshop (LACATODA), 2018.
  • [2] 杉山弘晃, 成松宏美, 水上雅博, 有本庸浩, “文脈に沿った発話理解・生成を行うドメイン特化型雑談対話システムの実験的検討,” 人工知能学会言 語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)第84回研究会(第9回対話システムシンポジウム), 2018.
  • [3] M. Mizukami, H. Sugiyama, H. Narimatsu, “Event Data Collection for Recent Personal Questions,” in Proc. LACATODA, 2018.

ポスター

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当日の様子

連絡先

成松 宏美(Hiromi Narimatsu) 協創情報研究部 インタラクション対話研究グループ
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