絵本はこどもが言語を習得する上で重要な情報源の一つだと言われています。しかし、絵本がどの程度語彙獲得に寄与しているかについて大規模データを用いた検証はありませんでした。本展示では、絵本に登場する語の頻度とこどもがその語を獲得する時期の関係を大規模に調査、分析した結果を紹介します。例えば、動物名などでは両者の相関が非常に高く、絵本での出現頻度の高い動物ほどこどもが獲得する時期も早いことがわかりました。また、両者の関係は、語の学習の難しさの指標となることを発見しました。
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