雨上がりの風景に見られる湿った雰囲気を我々人間は容易に認識することができます。しかし、ものの湿り具合をはじめとする「質感」を人間がどう認識しているかについてはまだよくわかっていません。本研究では、湿り具合のようなものの質感の状態変化を推定する人間の知覚方略を明らかにしました。さらに、この知見を応用して、映像の見かけのウェット感を操作する技術を開発しました。この技術のように、人間の脳のしくみを利用することで、未来には簡便で高速に質感編集・質感認識が可能になります。
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