つくばフォーラム2025

世界を変える価値創造を 持続可能な社会を支えるアクセスネットワークへの挑戦

社会インフラ技術展示一覧


一般企業展示

株式会社 安藤・間 

安藤ハザマは、ローカル5Gの現場適用性の現場実証を積極的に進めるとともに、次世代通信技術IOWNグローバルフォーラムに参画して建設工事ユースケースを提唱するなど、高度情報通信基盤の充実化をめざし活動しています。

【主な出展品名】
【概要】
建設工事現場における高速通信技術の活用と将来構想
4Kカメラでの工事現場内監視や遠隔臨場(発注者立会検査)、現場内の各種モニタリングや建設機械の遠隔操作において、情報通信基盤を充実させることは、工事の効率化や省人化を達成するための必須事項である。当社では、ローカル5Gの現場適用性の実証をトンネル工事および地盤掘削工事で実施し、その結果を踏まえて現場展開を加速したいと考えている。また、IOWNグローバルフォーラムでは建設工事ユースケースを提唱し、IOWN4.0への進化に合わせて実工事に導入すべく、準備を進めている。

動画やスライドショー、ポスターによる技術展示

ローカル5Gの工事現場実証の模様や、IOWNグローバルフォーラムで提案した建設ユースケースを、動画やポスターにて紹介する。

【スケジュール】
  5月15日 (木)  終日展示
  5月16日 (金)  終日展示
  雨天時  決行
中部電力パワーグリッド株式会社 
【主な出展品名】
【概要】
再エネ見える化サービス
中部電力パワーグリッド管内のスマートメーターデータを用いて、お客さまが要望する単位の再生可能エネルギー自給率をリアルタイムで見られるサービス。
お客さまの要望に合わせてCO2排出量などのデータも確認できるよう、カスタマイズも行っています。
東京ガスネットワーク株式会社 / 株式会社フォルモントホールディングス 
【主な出展品名】
【概要】
歩行者誘導システム
道路工事現場において歩行者の誘導をタブレット端末等を活用し行うシステム。交通誘導員の省人化が期待される。東京ガスネットワーク(株)と(株)フォルモントホールディングスと共同開発を実施中。
東京電力パワーグリッド株式会社 / 株式会社東設土木コンサルタント 

東京電力PGでは、TCCと連携し、狭隘な条件下における洞道の撮影および画像化、変状検知AIなどの設備点検の技術開発を推進している。その技術開発の内容や検証結果、関連する画像調査・点検技術を紹介する。

【主な出展品名】
【概要】
デジタライゼーションによる洞道の点検効率化技術
(洞道内画像撮影装置およびAIによる変状検知、変状展開図作成支援ソフトを活用した技術)
洞道内画像撮影は、構造・断面寸法・ケーブル収容状況、立金物配置状況などが異なる洞道に対して、撮影機材、撮影台車、照明計画を工夫し、適切な動画撮影手法を考案した撮影装置である。また、その撮影した画像データから、「AIによる変状検知」、「変状展開図作成支援ソフト(CrackDraw21)」を活用して、定量的・経時的データを蓄積・評価することで維持管理のDX化を推進する技術である。
国立研究開発法人防災科学技術研究所 

防災科研「自然災害のハザード・リスクに関する研究開発プロジェクト」では、災害に対して適切な意思決定ができる社会の実現に向け、科学的知見に基づく自然災害のハザード・リスク評価に関する総合的な研究に取り組んでいます。

【主な出展品名】
【概要】
地震ハザードステーションJ-SHIS、
リアルタイム地震被害推定システム
J-RISQ、光ファイバDASによる地盤モニタリング、他
大規模災害に関する不確実さを考慮したハザード・リスク評価手法の開発や、地震発生直後の全国を対象としたリアルタイム地震被害推定システム開発、光ファイバを活用した最新のセンシング技術開発等、プロジェクトの研究内容について説明します。

将来の災害を予測し、備えるために

国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)「自然災害のハザード・リスクに関する研究開発プロジェクト」では、社会を構成する各主体が災害に対して適切な意思決定ができる社会の実現に向け、科学的知見に基づく自然災害のハザード・リスク評価に関する総合的な研究に取り組んでいます。本ブースではプロジェクトが取り組む最新の研究内容について紹介します。

【スケジュール】
  5月15日 (木)  終日展示
  5月16日 (金)  終日展示
  雨天時  決行
三菱電機株式会社 
【主な出展品名】
【概要】
三菱モービルマッピングシステム
高精度GNSS移動計測装置
レーザスキャナとカメラで、道路をはじめとした周辺対象物を位置標定し高精度3次元データを取得するMMS(Mobile Mapping System:モービルマッピングシステム)をご紹介します。

NTT展示

03画像を用いた社会インフラ設備の劣化予測技術
AIで見える未来のすがた プロアクティブな設備保全を実現

道路橋の撮影画像から数年後の劣化進行を予測した設備画像を生成するAIについて紹介します。このAIはあらかじめ学習した画像データと設置場所の環境情報(気温・降水量等)から道路橋の鋼材部に発生した腐食の経年変化を予測し、腐食が進行した様子がわかる画像を生成することができます。このAIを活用することで、現在、一律周期で実施している点検頻度の見直しや補修計画の最適化等が行え、保全コストを縮減できます。

04ドローンと画像認識AIを用いた橋梁の腐食深さ検査システム
腐食の全貌を解き明かし、低コストで橋梁寿命を精密診断

熊谷市さまとNTTグループが共同実験を行っていたドローンとAIを活用した道路橋の検査システムについて紹介します。このシステムはドローンによる撮影画像からAIが鋼材に発生した腐食を検出し、さらに腐食の深さを推定します。これにより、画像から腐食による鋼材厚の減少量が把握できるため、道路橋の耐力計算が可能になり補修時期の最適化が可能で保全コストを削減できます。

05道路陥没防止のための空洞調査システム
あなたにも降り注ぐミューオンで 地盤を見てみよう

社会的に注目を集めている道路陥没は、老朽化した地中埋設管の損傷や地下鉄の掘削工事に伴う土砂の流出等により、地盤が緩み空洞が生じることで発生します。事前に空洞を発見するために、現在は地上から地盤の空洞調査をしています。しかし、従来の電磁波による地中レーダ探査では、約2m以上の深さの探査が原理上不可能です。そこで、地盤を透過する宇宙線(ミューオン)を用いた計測技術を確立することで、約2m以上の深さの探査も可能となります。現状の取組のご紹介と検証で使用している計測器によるデモを行います。

06超高密度点群測定・3Dモデル化技術
あらゆるインフラを簡単に点検

抜け洩れの無い点群MMSの検討及び3Dモデル化技術の最適化と活用について、NTT点検業務の更なる効率化および他インフラ会社設備点検への適用性の評価結果を展示します。

05豪雨に対する道路被災予測技術
過去の被災を学んだAIで 自然災害に強い社会へ

通信で培った技術を用いて、大規模震災や激甚化する豪雨災害に対し水道・道路などのインフラ設備に対する被災を予測することでプロアクティブな対応を実現する技術について研究開発しております。
今回は、道路被災予測を中心に予測のイメージを視覚的にご紹介します。

06インフラ4Dマッピング技術
ドラレコ画像中の設備位置を特定  インフラ管理のスマート化

近年、ドライブレコーダを用いたインフラ点検が普及し始めていますが、GPSの位置情報では誤差が大きく、データ整理に人手を要するという課題があります。本展示では、ドライブレコーダ画像の正確な設備位置を特定する技術について、デモを用いて紹介します。設備位置情報付き点検画像は、他事業者へもシェア可能であり、社会インフラ全体の点検稼働を削減します。

07光ファイバ環境モニタリング(道路掘削工事検知)
STOP 無届工事 インフラの新たな監視サービス

光ファイバ網を活用し、新たな社会インフラ監視ビジネス領域の獲得を目指す光ファイバ環境モニタリングについて、道路掘削工事検知等の普及への起点となるユースケースを紹介します。人手を介することなく自動でイベントを検知・発報するクラウド上のシステムを展示し、新たなユースケースへの展開をめざします。