仮想・メッシュNWのサービス提供状態把握に対応した統一管理モデル

2025年(令和7年)

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NTTアクセスサービスシステム研究所では、多様なネットワーク(NW)の一元管理を可能とする統一管理モデル(NOIM:Network Operation Injected Model)の研究開発を行ってきました。NWの終端点や接続性などのNW種別に依存しない汎用的なデータ形式でNWの情報を管理し、さまざまなNWを一元的に管理することで、多数の通信技術を組み合わせた複雑な通信事業者のNWにおいて、通信設備故障により発生するサービス影響を迅速に把握することが可能になります。
近年、ロバストな通信サービスを柔軟・低コストに提供するため、メッシュ構成の物理NW上で、多数の仮想NWリソースを組合せて複数の仮想NWを動作させるなど、NW構成が複雑化してきており、従来に比べて通信サービスの提供状態把握が困難になってきています。そのため、従来のNOIMを拡張し、仮想・メッシュNWの複数レイヤ横断でのサービス提供状態把握を可能とする技術を確立しました。
本技術により、複雑化するNWのサービス提供状態を迅速に把握することが可能となり、OPEX削減に寄与するとともに、NTTが提供する通信サービスの復旧の迅速化・安定運用に貢献します。


仮想・メッシュNWの複数レイヤ横断でのサービス提供状態把握技術

図1 仮想・メッシュNWの複数レイヤ横断でのサービス提供状態把握技術


■仮想・メッシュNWの複数レイヤ横断でのサービス提供状態把握のための技術ポイント
従来のNW構成では、上位レイヤのNWリソースから使用されうる下位レイヤのNWリソースが1個に限定され、またNWリソース間の接続関係から経路(ルート)を特定でき、故障したNWリソースと接続関係にあるNWリソースの割当ユーザ全体に影響有とすることで、NW故障の正確な影響評価を可能としていました。
一方、仮想・メッシュのNWでは、上位レイヤの1個のリソースが下位レイヤの複数のリソースに依存し、またEnd-End間の通信が複数の経路に依存しており、従来技術ではこれらを考慮した影響評価を行えないことが課題でした。
そこで本技術では、経路を構成する、複数のNWリソースのグループ自体もNWリソースとして管理し、グループ毎に実際の通信に使用されうる構成要素との1対多の依存関係の故障影響の正確な判定を実現しています。これにより、複数の経路・依存関係で構成される仮想・メッシュ構成のサービス提供状態を把握することを可能としています。

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