デジタルトランスフォーメーション(DX)による生産性向上の具体例として、オペレータの作業をソフトウェアロボットが代行することで業務を自動化するRPA(Robotic Process Automation)の適用が進んでいます。しかし、頻繁に人の判断が必要になる作業等、ロボットによる代行が難しい業務も数多く存在しています。そこで我々は、ロボットへの置き換えが難しい業務について、既存システムを自分達の手で賢く/使いやすく高度化し、オペレータを支援することで更なる生産性向上を実現するユーザインタフェース(UI)拡張技術を開発しました。
UI拡張技術は、既存のWebシステムを追加開発することなく、操作の簡易化や自動化などの機能を持つUI(拡張UIと呼称)をシステム画面に追加する技術です。オペレータはシステム画面に追加された拡張UIを用いてシステムを操作することで、システムの操作量や、操作に必要な判断を減らして効率的に業務を行うことができます。
様々な拡張UIをシステムの開発側ではなく利用側でカスタマイズし、日頃より利用しているシステムに適用して、自分達の業務に合わせてシステムを賢く/使いやすくすることができるのがUI拡張技術の最大の特徴となっています。
本技術は、2019年7月にNTTテクノクロス株式会社より「BizFront/SmartUI」として商品化されています。