アクセス網を構成する膨大な量の設備を管理するには、OpS(Operation Support System)が提供する設備情報管理機能が不可欠です。一方、新サービス開始等により新たな業務が発生しても、OpSの改造には大きな開発コストと時間がかかるため、すべての変化に対して機能をタイミング良く提供することは困難で、そのためにオペレータの大きな負担となっていました。
このような問題を解決し、オペレーションコストを低減するためにUMS(Unified Management Support System)を開発しました。UMSはオペレータの操作を代理実行(自動化)することにより業務を効率化するソフトウェアです。UMSを利用することで、冗長・単調な操作を自動化し、オペレータの人為的な操作ミスを防止して、オペレータの負担を軽減することができます。
UMSには主に次の2つの特徴があります。
- 操作対象のOpSに対して、オペレータが自ら操作する場合と同じようにふるまうため、操作の自動化のための対象OpSの改造が不要で、低コスト・短時間での業務効率化が可能
- 「ビジュアルな編集機能」や「例示操作による操作手順の自動記録機能」によりソフトウェア開発スキルが高くないオペレータでも操作可能
UMSを用いた業務の自動化例として、「定型繰り返し操作の自動化」と「データ不一致の防止」を図に示します。
UMSは、NTTアドバンステクノロジ株式会社より「WinActor(ウィンアクター)」として商品化されています。