TsuKuBa 年史-TsuKuBa History -

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次世代イーサネットのサービス性を向上させる一部帯域確保対応

2013年(平成25年)

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広域イーサネットの未使用帯域を活用する観点から、契約した確保帯域内のトラフィックは確保し、ネットワークの帯域が余っているときには契約帯域範囲内で柔軟に使用可能とする「一部帯域確保対応技術」を開発しました(図)。

一部帯域確保対応技術の構成イメージ

図 一部帯域確保対応技術の構成イメージ

本技術の主要機能は以下の三つです。

(1)帯域監視機能
帯域監視機能は、フレーム毎に、確保帯域またはベストエフォート帯域のいずれで転送すべきか、ユーザトラフィックの流量を監視する機能です。

(2)カラーリング機能
カラーリング機能は、帯域監視機能の結果をもとに、中継装置がユーザフレーム毎に確保帯域またはベストエフォート帯域のどちらで転送すべきかを識別可能とするためのカラーリングタグを付与する機能です。

(3)Qos情報識別機能
QoS情報識別機能は、ユーザのネットワーク内で任意に設定された多様な優先度のトラフィックを、中継装置のQoS制御に円滑に引き継ぐための機能です。

上述した帯域監視機能、カラーリング機能、QoS情報識別機能を局内装置に搭載することで、中継装置と連携した一部帯域確保対応が可能となります。

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