ネットワークコストを抑制する観点から収容スイッチの機能、及び長距離光伝送装置をアクセス収容装置 (MC: Media Converter)に集約させた「多重化技術」を開発しました(図)。
本技術の主要機能は以下の二つです。
(1)経路冗長化機能
ERPを採用した広域イーサネットサービス網に対応するため、LAG (Link Aggregation Group)とイーサネットを組み合わせた経路冗長機能を開発しました。これにより、リングトポロジを構成することなく、ERPと同等の信頼性を確保しました。
(2)長距離伝送機能
中継光伝送装置を新設せずに長距離伝送を実現するために、シングルモードファイバで最大40kmまで伝送可能な長延化モジュール (ZX-SFP)にも対応しています。これによりユーザのロケーションと接続先の中継網の距離によって、最適なSFPモジュールを選択することが可能です。